早期治療で助かる可能性大|大腸がんの治療をしっかり受けよう

内視鏡で治療

横になる中年女性

早期発見の重要性

がんと言えば、一昔前までは不治の病のイメージがありました。がんの宣告は死の宣告に等しかったのです。しかしながら最新医療では、がんは必ずしも不治の病ではありません。特に大腸がんは、早期の時点で発見できれば非常に高い確率で完治します。これには内視鏡と呼ばれる医療機器が大きく貢献しています。内視鏡は、治療だけでなく検査にも使われます。大腸がんの検査を行う場合は、先端に小さなカメラのついた細い管を肛門から挿入します。モニターに映し出された大腸の映像を見て、がんやポリープがないかどうか、医師が診断するのです。映像の解像度も進化しており、早期の大腸がんでもこの方法で発見できます。現時点ではこの事実が必ずも広く知られていませんが、周知が進んで多くの人が内視鏡検査を受けるようになれば、大腸がんによる死亡率も大幅に下がることが期待できます。

内視鏡切除で完治も可能

検査の結果早期の大腸がんが発見された場合は、すぐに治療が開始されます。以前のがん治療は外科手術が中心で、患者への身体的負担も非常に大きかったのですが、この点でも内視鏡が状況を一変させています。検査で活躍した内視鏡は、早期の大腸がん切除でも威力を発揮します。やはり内視鏡に取りつけられた小さなカメラの映像をモニターで確認しながら、医師が患部を切り取るのです。開腹手術と違って痛みは少なく、数日で退院できる場合もあります。医師の技術も全般に向上していますので、大腸粘膜にがん細胞を残さず切除することが可能となったのです。こうして早期治療を実施した患者の多くは、再発もなく健康な生活を取り戻しています。そのためにも早期発見が大切ですから、年に1度は内科を受診し、内視鏡による検査を受けるべきなのです。